仕事でミスしても気にすんな!サクッと取り返せば逆にプラス評価だ!

   

仕事でミスを挽回する

 

会社員として毎日仕事をしていると、必ず「ミス」をする日が訪れます。

そんな時、根が真面目な人ほど、ひどく落ち込んでしまいがちです。

もちろん反省することは大切ですが、それだけだと本当に「ただのミス」で終わってしまいます。

「ただのミス」とはマイナス評価。マイナス評価は信用を失うことに繋がってしまいます。ミスをしても極端に落ち込まずに、いかに素早く切り替えれるかが大切というわけです。

では、どうやってそんな心を切り替えるのか。

まずは、心配したり落ち込んだりすることが「いかに損なのか?」を理解することです。

やってしまったものはしょうがない

ミスをしてへこんでしまう気持ちを素早く切り替えるためには、まず「やってしまったものはしょうがない」と思うことです。

後述しますが、ミスをしてしまったあとの「初動」は非常に重要なんです。なので、まずはミス自体に対して気にしないようにすることから始めましょう。言い過ぎかもしれませんが「ミスに対して(あくまで直後は)無責任になる」くらいの心構えでいいんです。

なぜこうなったのか?

あの時こうしていれば・・・

もっと勉強しておくんだった・・・

などなど、それぞれ思うところがあるかもしれません。が、そんなことははっきり言ってどうでもいいんです。ミスをしてしまった今、やるべきことはただ一つ。

ミスによって起こった被害を最小限に食い止めて、原状回復をする。

これだけです。たったこれだけのことを全力で行う。反省なんてカタがついてからでいいんです。っていうかもっと後でもいい。

ミスに対する会社の評価は「自分」では決められない

さらに、今後下されるであろう処遇や処罰といった評価に対しても「我関せず」くらいの心構えでいましょう。

ミスを犯すことによって、あなたの評価が下がるかもしれません。でも、その評価というのが「どの程度」なのかは、あなたが心配する必要はありません。というか、心配するだけ無駄です。一度やってしまったミスを、後からどうこうして「軽くしよう」と思ってはダメです。どうにもなりませんので。

なぜなら、後からする「責任の所在の確認」や「いいわけ」によって、あなたの犯したミスに対する「評価」が変わることは120%無いからです。あなたの思うとおりに評価が下ることは、それこそ240%あり得ません。

あなたの評価はあなた以外の存在が決めるんです。会社員なら同僚や上司、会社の制度が決めるということです。

であれば、どんな評価が下されるのかを心配していても「心が疲弊するばかり」で何の意味もありません。

甘んじて受け入れるしかないんです。

しかし、ミスの直後に「チャンス」は必ず訪れる

嘘のようだけど、本当の話、チャンスなんです。ミスの直後が。

万が一ミスをしてしまっても、その直後に必ず「挽回」という名のチャンスが訪れます。

これを上手にモノにすることさえ出来れば、「ミスがほぼ帳消し」+「逆転高評価」のオマケまでついてきます。

このチャンスは、誰の元にも必ず訪れます。会社の制度や上司のタイプ、客先などの相手によっては「とても実現させにくい」かもしれませんが、それでもチャンスは必ず訪れるんです。だから、落ち込んだり反省したりするのはとりあえず置いておいて、そのチャンスを全力で掴みに行くべきなんです。

落ち込んだり反省するのは今は止めましょう。とにかく、取り戻す!これ一点に集中することさえ出来れば、チャンスを掴むのはそうそう難しくないはずです。

挽回のチャンスは「思考を先回り」させることで掴み取れ!

さあ、ここ一番、集中の時です。

しかし、そのチャンス、一体どうやってモノにすべきか・・・

それは、思考を先回りさせることです。一手先よりも二手先、三手先を読めるかどうか。これがキモになります。

例えば、自分の担当した案件で納品した製品に不備があり、会社にクレームがあった場合を想定します。この場合、すぐにでも客先へ飛んで行って謝罪することが重要ですが、その前に「思考を先回り」させるんです。

謝罪に行くタイミングが妥当か。上司への連絡のタイミングはどうするか。

原因の解明は正確か。または「正確な原因」を客先が本当に求めているのか。

再発防止策を用意すべきか。それは客先の抱える不安にマッチしているか。

お詫びの対応内容は妥当か。そもそも客先はそれを期待しているのか。

など、客先の思考よりも自分の思考を先回りさせることで、期待以上の結果を出すことが必要です。この「期待以上の結果」というのを相手に与えることさえ出来れば、「期待外のミス」を上書きすることが出来るんです。

シンプルに言えば、「思いやる心」が大切ということ。

「先手を打つ」のは勘違い

ただし、勘違いしてはいけないのが、思考の先回りとは「先手を打つことではない」ということです。あくまで、後手。後手の先手を打つんです。がっついて上手くいくこともあるかもしれませんが、私の経験上、こういう時にガツガツ行くのは良策ではありません。

対応することとはつまり、相手のアクションに対してこちらがアクションを返すこと。その中で、相手の思考を上回る成果を挙げるんです。

最後に

ミスしても落ち込んだり心配したりせず、とりあえず「挽回」することに全力を注ぐ。それも、相手の期待を上回る成果で。

それでもダメだった時、初めて落ち込みましょう。そして、それに対する評価は甘んじて受け入れる。

ここまでくれば、そのころには「大抵の評価」は気持ち良く受け入れられるようになっているはずです。

やれることは全てやった後ですからね。どんな理由であれ、あなたは正しいはずです。

 - ビジネスマインド