仕事で上手にコミュニケーションが出来ない人の2つの特徴

仕事を続けていく上で「人間関係」は重要な要素のひとつですよね。
というか、これについて悩みの少ない人ってあんまりいないんじゃないかな。っていうレベルだと思います。そして、良好な人間関係を築くには「コミュニケーション」が必要不可欠です。
どうせ今の仕事を続けていくのなら、人間関係は良好な方が良いに決まっています。でも、他者とのコミュニケーションを上手く取ることってなかなか難しいもの・・・とくに近年、この「コミュニケーション」を軽視する傾向が強いように思います。ネットやスマホの普及のせいですかね?
今回はそんな「コミュニケーションが上手く取れない人」に共通する特徴について、サラリーマンになって10年以上の中間管理職の私なりに書いてみたいと思います。
コミュニケーションの必要性
コミュニケーションが上手く取れない人の特徴のひとつとして、コミュニケーションを取る必要性を感じていないというのがあります。
仕事においてコミュニケーションが必要な理由ってそれこそたくさんあると思いますが、その理由は人それぞれ思うところが違ったりもします。コミュニケーションを取ることが自分にとって何らかのメリットになれば、そこに興味や関心が生まれますよね。
私が思うコミュニケーションが必要な理由とは、自分1人では仕事が出来ないからです。大抵の仕事って、上司や先輩、同僚といった「他者」と協力しなければ成し遂げることが出来ません。つまり、私は「自分の抱える仕事を円滑に行うため」にコミュニケーションを必要としているわけです。
もちろん、同僚と楽しくやっていきたいとか、部下の信用を得なければとか、その他の理由ももちろんあるんですが、その全てに共通する部分が上記になると思っています。
悪く言えば、私に「自分ひとり」ですべての仕事を完遂できる能力があれば、そこまで人間関係の構築に労力を割くことは無いってことです。
まあそもそもそんな仕事をしている人は、人間関係についての悩みなど無いと思いますが・・・
自分から話し掛けようとしない
コミュニケーションにおいて圧倒的に差が出るのがこれ。
私の会社でコミュニケーションを取ることが苦手な人は、とにかく自分から話し掛けることをしません。もちろんこれといった用事がないのに必要以上に話し掛けることは良くないのですが、用事があっても「自分から」話し掛けることをしないんです。
私もどちらかといえば人見知りをする方なので気持ちはよく分かるんですが、こればっかりはどこかで「見切り」をつけて話し掛けなければならないものだと思います。
「会話」が苦手でもいいんです。話がつまらなくても構いません。相手に対して何より印象が悪いのは会話をしようとしてくれない態度だと思うんです。これって、簡単に考えると「無視」と同じですよ。大っ嫌いな人に対して「無視」するのは致し方ない場合もありますが、そうでない人に対して「会話をしようとしない」っていうのは、友達に対していきなり悪口を言うのと同じくらい失礼だと思いませんか?
相手の反応を見ようとしない
自分から話し掛けることに少しずつ慣れてきても、どうも上手くいかないなぁと思っている方はこのタイプ。
初めの一歩でもある「自分から会話することを心掛ける」をクリアしても、会話に対する相手の反応を見ないと、話しが「自分本位」になりがちです。
会話の出だし、一つの話題が持ち上がったとき、話題が切り替わるとき、といった「会話の中で一つのまとまりがついたとき」に相手の態度を感じ取ってみることはとても大切だと思います。まぁこれがコミュニケーションを煩わしくさせている原因のひとつだと思うんだけど・・・本音を隠しますからね、人って。
だから私は「本音は分からなくてもいい」と思うことにしています。結局、相手の感情を正確に理解することなんて不可能ですからね。でも、だからといって「分かろうとしない」のはダメ。要するに大切なのは「分かろうと努力する姿勢」なんじゃないかな。
分からないときは自分に置き換える
コミュニケーションをしていく上で、分からなくなったときや困ったときにどうすればいいのかというと、最も効果的な方法は「自分に置き換えてみる」ことだと思います。
こんな時、自分だったらどうして欲しいのか、自分だったらどう思うのか、という風に相手の立場に自分を置き換えます。よく言うじゃないですか、人間関係は鏡写しだって。もう本当これですね、その通り。
自分が嫌いだと思っている相手には、知らず知らずのうちに「嫌い」という感情が態度に出て、相手に伝わっていきます。すると、相手も段々と知らず知らずに自分のことを「苦手な存在」と認識してしまうもの。まるで鏡写しのように反応するんです。
そういった反応があったときは、必ず何かそこに原因がある。そしてその原因は鏡に映っているんですね。つまり、こちら側にあることが多い。(もちろんそうじゃない場合もありますよ。でもその場合は「いじめ」ですよね汗)
これを上手いこと自分で吸収して次のステップにつなげられるようになると、コミュニケーションは劇的に改善されていくんだと思います。これって「失敗は成功のもと」ってことですよ。
相手の態度が「周りと自分」で違っているなと思ったら要注意
自分が上手くコミュニケーションが出来ているかどうかを判断することも、また難しいんですよね。
でも、最低限「周囲と比べて自分に対する相手の態度の差」にだけは注意しておいた方が良いと思います。
よくありますよね、なんで俺にばっかりそんな態度をとるんだろう?ってこと。これも「鏡写し」かもしれませんよ。つまり、自分のコミュニケーションが相手にとってそう感じ取られているってこと。
誰でもそうじゃないかな、仲の良い友達とそうでない友達に対して「全く同じ態度」なんて取れませんから。つまり、その時はすでに周りと自分は相手にとって同じ立場にはいないんです。
それを100%相手のせいだけにしていたら、コミュニケーションは少しも前へと進みません。
相手の態度に差が出てき始めたら「危険信号」と捉えるべきかもしれませんね。
まとめ
と、まぁつらつらと偉そうに書いてきちゃいましたが、そういう私もまだまだ内向的な性格です。(もちろん偉そうに書いていたわけじゃないですよ汗)
とにかく、自分から話し掛けること、相手の反応をよく見ること、反応が鏡写しでないか確かめること、そしてなによりそれらを次のコミュニケーションに反映させて改善していくこと。
これらに気を付けることを意識して、良好な人間関係を築いていきたいですね。