フェレットの「爪切り」のやり方【初心者が知っておきたい注意点】
フェレットの爪って結構な速さで伸びるんですよね。放っておくと、クッションやカーペットなどの布製品に爪を引っかけて、爪が折れちゃったり、最悪は骨折なんてことも・・・
こまめに切ってあげるのがベストですが、「爪切り」はフェレットのお世話の中でも自分ひとりでやるのが大変な作業です。刃物を使う危険な作業なのに、フェレットは爪切り中じっとしているなんてことないですからね(笑)
ってことで、私なりのフェレットの爪切りのやり方と注意点を書いてみます。
爪切りの必要性
そもそもフェレットって爪切りが必要なの?って方もいるかと思いますので、まずはその必要性について。
結論から言うと、フェレットの爪切りは必要です。
理由はひとつ。フェレットは自分で爪をとがないから。
フェレットは猫と違って自分で爪をとぐことをしません。だから基本的に伸びっぱなしです。
そのくせ結構な鋭さがあって細いんですよ。だから、伸びた爪は折れやすいんです。それに伸ばしっぱなしだと爪が割れてくることが多いです。
この「割れかけた部分」に、布製品の糸などが引っ掛かっちゃうんですよね。
以前、うちの子も爪がカーペットに引っ掛かって「キャンキャン」と鳴いたことがありました。めったに鳴かないフェレットが「キャンキャン」鳴くくらいなので相当痛かったんだと思います。ごめんよ、うめ。(まじめに爪切れよ!っていうのはごもっともです汗。いや、もちろんそんなこと二度とないですよ)
なので、こまめな爪切りが必要になります。
目安として週に一度は爪の状態を確認しておきましょう。
爪切りに必要なもの
フェレットの爪切りに必要な「もの」についてですが、まずはもちろん「爪切り」ですよね。
これについてはフェレット専用じゃなくても大丈夫だと思っています。というか、私が使っているのもフェレット専用ではありません。
ちなみにこんな感じのやつを使ってます。(猫用だったかな?)
刃の部分が丸く窪んでいるペット専用のものならOKです。
ただし、爪切り自体にカバーが付いていないので、切った爪はあちこちに飛んでっちゃいます汗
なので、周りに新聞紙などを敷いたりしておくといいですよ。
私のおすすめは、大きめのゴミ箱の中で切る方法。(百均などで売っているもので十分です)
これだと爪が周りに飛びにくいし、切った爪もそのままゴミ箱にポイ出来ます。
爪には神経があるので注意
フェレットの爪には神経が通っています。猫と一緒ですね。
画像を見ると、爪の根元から「赤い筋」みたいなのが伸びてますよね。これが「神経」です。
正確には、赤く見えるのは「血管」で、「神経」は血管よりも爪先方向にもう少し伸びています。したがって、爪を切る位置の目安は、血管(画像の赤い筋の部分)よりも爪先側に2mmくらいのところ。
間違って神経を切ってしまうとフェレットはとても痛がりますし、もちろん血管まで切ってしまえば血が出ます。
なので、人間の爪と違って伸びている部分を全部切ってしまうのはNGです。
この場合、もう少し切っても大丈夫です。
これくらいがちょうどいいですね。
慣れないうちは、爪先から少しずつ数回に分けて切ってみるのがいいと思います。
私の場合、慣れてきても「爪切り中」は常に気を張っていますね。やっぱり怖いっす・・・(笑)
「ひとりで爪切り」は危険?
ぶっちゃけて言うと、フェレットの爪切りはひとりでやるのは無理だと思っています。っていうか私の場合、何回か挑戦してみたけど挫折しました。うちの子、全然おとなしくしてくれないんだもん・・・
可能なら、「フェレットを抑える役」と、「爪を切る役」の二人でやるのがいいです。
おとなしい子ならひとりでもなんとかなると思いますけど、やっぱり少しでも手元が狂うとフェレットを傷つけることになっちゃいますので。
いやー、自信ないっす!って方は、ペットショップ等にお願いしてみるのもいいですね。500円くらいでやってもらえます。
どうしても自分ひとりで切ってあげたい!って方は・・・
フェレットがおとなしくしている時を狙い撃ちします。
それはズバリ・・・寝起き!
ぐっすり睡眠中のフェレットをガシッと掴んで、速攻で切る!
なーんて冗談っぽく言ってみましたが、実は寝起きのフェレットって超おとなしいんですよ。体に力が入ってないんじゃない?って思うくらい。
なので、このチャンスを狙いましょう!
おやすみ中のフェレットには申し訳ないけど、伸びっぱなしの爪を放置するよりはマシですから(笑)
まとめ
いかがでしたか?
フェレットの爪はとにかく伸びるのが早いので、こまめにチェックしてケガをさせないようにしてあげたいですね。
もちろん、爪を切る時は「神経」に注意することを忘れずに。
切り過ぎて深爪をするくらいなら、「切らなすぎ」くらいで十分ですよ!