全くの初心者がFXを始めるのには最低いくら入金すればいいのか?【最低限必要な初期費用について】

   

FXの最低必要金額

 

どうも、うめるびです!

更新のペースは遅いですが、「副業FX」の記事も少しずつ増えてきました。で、ここでひとつ気付いたんですが、そもそも「FXを始めるのには一体いくら必要なのよ?」っていう、これから始めようと思っている人がまず最初に疑問に思うことについて書いてないなーと。私もFX始める前は気になりましたからね。FXっていくらから始めたらいいんかなー?って。

というわけで、今回はFXを始めるための初期費用について最低限必要な金額から、稼ぎたい目標金額から逆算した「私なりのおすすめの初期費用」までをまとめてみたいと思います。

あ、あくまで私なりのおすすめなので、もっとガンガン投資したい!とか、とにかく安い金額から勉強したい!って方は参考程度で読んでもらえればと思います。

ではさっそく。

FXを始めるための初期費用:最低金額について

まずは最低限必要となる金額について。

FXを始めるためには、まず「FX会社」を選び、口座を開設しなくてはなりません。で、実はこの「口座を開設するために必要な金額」というのは、0円なんです。無料ってことですね。

口座開設までは無料です。これはほとんどのFX会社で共通していますので、ともかく口座開設まではタダでさくっと出来ちゃいます。

で、この「FX会社選び」っていうのが初心者がまず初めに悩まなければならないポイントなんですが、今になって思うとここで頭を悩ませ続けることはぶっちゃけムダです。いつまでも「どのFX会社にしようか?」なんて、いろんなサイトを調べながら比較している時間が長くなってしまうくらいなら、とにかく有名なFX会社の口座を片っ端から開設してしまう方がよっぽど効率がいいです。

だって口座開設まではタダですからね。お金がかからないってことは、口座開設まで駒を進めたとしても何のダメージも無いってことですから。まだスタートラインに立っていないのと同じです。

「やっぱりやめておこうかな」ということになっても、ノーダメージでいつでも引き返せるんですよ。

ですから、とにかくさっさと決めちゃってサクッと口座を開設しちゃうのがベストです。私もそうなんですが、「何か新しいことを始める」っていうのは、ものすごくストレスを伴いますからね。最初の一歩で戸惑えば戸惑うほど、足が出なくなっちゃうんですよね。

なので、私の場合3つほど候補を絞って全部同時に口座開設の申し込みをしちゃいました。FXは、とにかくなんでもいいから「取引してみる」っていう経験が大切なんだと思います。FX会社の本当の良し悪しなんて、はっきり言って「取引してみなければ分からない」んですよ。

・・・えーと、話が長くなりそうなのでこれについてはまた別の機会に書いてみることにします(笑)

とにかく、口座開設までは無料ってこと。つまり、FXを始めるために必要な初期費用っていうのは「FXで取引をするために必要な費用のみ」っていうことですね。はい、結論はこんなに単純でした(笑)

FXで取引をするために必要な費用

じゃあその費用って一体どのくらいなの?ってことですが、これは「FX会社」と「取引する通貨の種類」によって違ってきます。

まず、FXでは「取引できる通貨の最小単位」というものが決まっていて、その最小単位以上の量でなければ「売り買い」が出来ません。この最小単位はFX会社によって差があるんですが、ほとんどのFX会社では基本的に「10,000通貨単位」が取引の最小単位です。

これをドル/円の取引きで例えると、10,000ドル単位じゃないと取引できないってことですね。1ドル=100円とするならば、10,000ドルを買うためには100万円が必要ってことになります。めちゃめちゃ高いですね。副業でやろうなんて到底無理です。

でもご安心を!

ここで出てくるのが「レバレッジ」です。FXでは、取引において最大25倍のレバレッジ(超ざっくり言うと、預け入れた証拠金の最大25倍の資金を無利子で貸し付けてもらえる制度みたいな感じ)をかけることが出来ますので、実際に10,000ドルを買うための金額は100万円÷最大レバレッジ25倍=4万円になります。10,000通貨単位でのドル/円取引に最低限必要な費用は4万円ってわけです。(もちろん1ドル=100円の場合です)

さらに、FX会社によっては「1,000通貨単位での取引」を取り扱っているところもあります。つまり、上記の金額の10分の1、4,000円から取引できちゃうってことですね。

さらにさらに、実はもっと少ない単位での取引を扱っているFX会社もあります。SBI FXトレードというFX会社ではなんと「1通貨単位」からドル/円の取引きが可能です。これだと、上記の金額の10,000分の1、つまり4円から始めることが出来ちゃいます。

上記の例はあくまでドル/円だけですが、これがユーロ/円になれば1ユーロ=140円、豪ドル/円になれば1豪ドル=80円などというように、取引する通貨ペアによっても必要な費用は変わってきます。

このように、FXを始めるための最低限必要な費用というのは、FX会社が設定する「最低取引通貨単位」と、自分で決めることのできる「レバレッジ倍数」や「取引する通貨ペアの種類」によって変わるため、一概に「○○円必要だよ」ということではないんですね。

ただしここでは、初心者の内はまずドル/円での取引から始めることを想定し、かつ、基本的な最低取引通貨単位である10,000通貨単位を考慮して、最低限必要な初期費用は4万円と結論します。

とにかく、4万円あればFX始めれるってことですね。毎度毎度、説明が長いくせに結論が単純すぎてすいません(笑)

実際には「ロスカット制度」を考慮した費用を用意するべき

で、ここからが「私なりのおすすめの初期費用」の部分になるんですが、上記で結論付けた4万円という金額、実は「ロスカット制度」を考えた場合、これじゃあ足りないんですよ。

ロスカットとは、含み損が「必要証拠金維持率」を下回った場合に行われる強制決済のことで、投資家の資産を守るための制度です。

レバレッジを効かせた証拠金取引では、預け入れた証拠金以上の損失が出てしまう場合があります。つまり、借金を背負ってしまう可能性があるってことです。

例えば1ドル=100円のドル/円取引において、25倍のレバレッジによる10,000通貨単位の取引きを行う場合、上記の例のように最低必要金額は4万円ですので、まずは4万円を口座に入金します。その入金した4万円全額を使って10,000ドルを買うわけです。ここで、1ドル=95円になった場合、この時点で10,000ドル全数を売って決済すると、その差額の5円×10,000ドル=5万円の損失が出てしまいますよね。

預け入れた証拠金は4万円です。4万円-5万円=-1万円なので4万円の証拠金は全額無くなり、さらに1万円の借金を背負ってしまうことになります。この1万円、すぐに返せばそれでいいと思うかもしれませんが、一時的にだとしても「FX会社が肩代わりしている」状況になっていることに気付きましたか?

そう、よくよく考えればそんなうまい話あるわけないんですね。無条件で借金を肩代わりしてくれるなんて、そんなことあるわけがない。もちろん、もしそうなったとしたら、返済義務は利用者であるあなた自身にあるわけです。この状況を防ぐために「ロスカット」という制度があるんですね。

為替変動というのは基本的には緩やかな変動をしているのですが、もちろん急激に大きな変動をすることだってあるわけです。この急激な変動幅を見越して、最悪の事態(証拠金がなくなったうえで借金を背負う)を避けることが出来ように「必要証拠金維持率」というものが定められています。

この必要証拠金維持率もFX会社によって差があるんですが、2016年9月現在では「100%」に設定しているFX会社が多いみたいです。つまり、4万円の証拠金では、たとえ0.1円だろうと「値が下がった」時点でロスカットが発動され強制決済されてしまうということです。

つまり、4万円では「負けは許されない」ということです。これじゃあ話になりませんよね。

ですので、この4万円に「値が下がってもロスカットされない」だけの余裕資金が必要になってくるわけです。

この「余裕資金」の部分が副業FXとしては最も重要になるんですが、これ、言い換えれば「最悪、負けた時に失ってしまってもよい金額」ってことです。必要証拠金維持率が100%ということは、預け入れた証拠金である元金が割れた時点で速攻ロスカットされるわけですから、とんでもない大幅で急激な為替変動がない限りは「ほぼほぼ元金は保証される」ということですからね。(もちろん、そういった急激な変動があった場合は元金割れすることもありますけど)

この「失うかもしれない金額」というのを常に把握しながら取引するということがFXでは最も重要です。あらかじめ「負ける金額を決めておく」と言い換えてもいいですね。リスクを把握しておくってわけです。

ちなみに私のおすすめは「最小取引単位+25倍レバレッジでの運用」で最低限必要な証拠金の倍額から始めることです。上記の例でいえば4万円の倍額、つまり8万円からスタートってことですね。これなら約4円の値下がりまでロスカットは発動しない計算になります。過去の値動きを見ても4円が一瞬で動くことなんてないですからね。即退場は防げます。

それでも心配なら、レバレッジを下げることも出来ますからね。例えば、12.5倍のレバレッジなら約8円の値動きまで耐えられます。ここまできたら、もうロスカットは気にしなくてもいいレベルです。チャートを確認することなく数ヶ月放っておいても大丈夫なんじゃないかな。・・・まぁさすがにそんなこと出来ないですけど、そのくらいの余裕を見れるってことです。

まとめ

今回もめっちゃ長くなってしまいましたが、全部まとめると、全くの初心者がFXで取引するために最低限必要であろう入金額は、最小取引単位かつ最大レバレッジ25倍の条件で必要になる金額+負けてしまってもいいと思える余裕資金ということです。

FXを始める目的はいろいろとあるかとは思いますが、FXにおいての目標というのは誰しも「お金を増やす」の一点ですよね。

だからこそ、事前に「負けてしまってもいい金額」を決めておくことで「リスクを管理しておく」というのがおすすめです。

ちなみに私も口座開設をしているDMM FXというFX会社は、必要証拠金維持率が50%ですので、「負けてしまってもいいと思える余裕資金」の部分の負担を、維持率100%に比べて半額で済ませることができます。もちろん、口座開設費も口座維持費も無料です。

公式サイト:DMM FX

長い記事、読了ありがとうございます。以上、うめるびでした!ではまた!

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