面白い映画の条件とは?良い映画を選ぶための3つのポイント

   

面白い映画の選び方

 

「空いた時間に映画でも見ようかな」なんて思い、DVDを借りに行ったりすることってあると思います。

で、一通りお店の中をぐるっと見て回るんですけど、なかなか面白そうな映画に出会わない・・・なんてこと、ザラにありますよね。

私の場合、ついこの間までパッケージに書いてある「あらすじ」を読んでみて、面白そうだったら借りるようにしていたんですが、いざ観てみると期待外れなんてことがよくあります。映画って基本2時間くらいあるので、これをくらうとものすごく損した気分になっちゃうんですよね。いわゆる「ジャケ借り」ってやつです。

これはなにがなんでも避けたい!

お店側でポップなどを用意してくれている作品だと、一押しのポイントや「パッケージに書いてあるあらすじ」よりも詳細な内容などが分かりやすいので、ハズレを引く確率も下がるだろうと思うんです。が、そういった作品はもともとメジャーな作品であることが多いので、見たことあるやつばかりだったりします。

なので、ここ最近は「ジャケ借り」する前にその場でネット検索し、映画のレビューを読んでみるっていう作戦に切り替えたんです。

しかーし、このネットのレビューってのが曲者でして、多くは「ネタバレ」を含んでいるんですよね。いや、それ読んじゃったら借りる必要ねーし!っていう・・・

で、よくよく考えてみたんですけど、そもそも自分が思う「面白い映画」っていうのは何が基準となっているのかなーと。やっぱりそこには共通点があるんじゃないのかなーと。

そして考えに考え抜いた結果、やっと見つけたんですよ。面白い映画の特徴ってやつを。これさえ押さえておけば、映画の大まかな展開(ジャンルと言ってもいいかも)から、具体的に面白そうかどうかを判断できそうだなーと。

ってことで、ちょっと前置きが長くなりましたが、今回は面白い映画選びのポイントについて書いてみたいと思います!

ポイント① 最も重要なのは「結末」が明確かどうか

ズバッと結論から言います。

面白い映画の最重要ポイントとは「結末が明確であること」です。

うん、これに尽きます。

ストーリーって、やっぱり最後が大切なんです。ドラマや漫画でも、一番気になるのは最終話じゃないですか?それと同じです。

結末がなんだかモヤッとしている作品って、見終わった後もモヤモヤだけが残りますよね。これって、最終話が最終話じゃないってことなんですよ。一つのストーリーとして完結していないってことです。最終話と言っておきながらまだ先が見えそうな終わり方って、「詐欺」ですよ。

作品としてのストーリーには、絶対に「明確な終わり」を設定するべきなんです。語弊を恐れずに言ってしまえば、結末以外の部分は「結末を最も良く見せるための導入」に過ぎないんですよ。長ったらしい導入の部分も、結末が最も良くなるからこそ「面白い」と思えるわけです。

例えば、ミステリー映画で「最終的に犯人が分からないままバッドエンドを迎える」なんていうのは最悪ですね。もちろん、その分からない犯人をみんなで「あーじゃないこーじゃない」って話し合うのも、映画の楽しさのひとつかもしれません。が、いくら話し合ったとしても、答えが出ることはないんです。だって、そもそも答えは公表されないわけですからね。議論するだけ無駄です。

結末は、誰がどう見ても「明確」にするべきなんです。

ポイント② 意外性を出すためにも「伏線」は出来る限り回収するべき

映画などの「ストーリー」を描く作品って、観ている人が「物語の途中で結末が分かってしまう」ことのないようにさまざまな「伏線」を張っています。で、観客に「なんで?なんで?」って思わせておいて、最後に「なるほどこういうことなのか!」ってやるわけです。

この一連の「仕込み」って、物語に「意外性」を出すためにやっているんですよね。先が読めちゃう話なら、わざわざ聞かなくてもいいよねってことになりますから。

だったらその伏線、必ず全部、キレイさっぱり回収しろよ!って思うんです。

でも、製作者サイドが「あえて回収しない」というパターンもあったりします。これ、「マジでそんなこと言ってる場合じゃないでしょ」と・・・。伏線を回収しないっていうのは、製作ミスに匹敵するほどの罪ですよ。これも語弊を恐れずに言えば、伏線の未回収は「作品自体が未完成」っていうのと何ら変わらないんです。

①でも書きましたが、伏線が謎のまま残ってしまうということは、映画の導入部分のみを見させられていることと同じなんです。そんな映画、ただのクソ長い予告編ですよ。

映画のエンドロールって、ちゃんと最後まで見ますか?

私の場合、鑑賞後に爽快感や悲壮感、躍動感などが残る「気持ちが昂るような結末」を迎える映画の場合のみ、エンドロールを見るようにしています。良い映画って「エンドロールで語る」んですよね。観客側がエンドロール中に振り返るんですよ。結末から導入部分に至るまでを「さかのぼる」ように。

これには、伏線の回収が絶対条件です。

ポイント③ 出来れば「グッドエンド」であるべき

で、です。

出来ればバッドエンドよりもグッドエンドであるべきだと思うんです。

ストーリーを描く作品というのは、基本的に「主人公」がいます。そして、物語は「主人公」の視点で展開されていきます。つまり、映画というのは強制的に「主人公というたった一人の観点」のみで、そのストーリーを説明する構成になっています。

これは、主人公の心理を観客に重ねさせることで「感情移入を促す」という効果をもたらします。が、同時に「バッドエンドを設定しにくくなる」という副作用があるんです。ここでいうバッドエンドとは「主人公にとって悪い結末」です。

実際に現実で起こる出来事(ストーリー)というのは、結末がどう動くのかは予測不可能ですよね。そして、その結末が誰にどんな影響を与えるのかも予測不可能です。例えば、主人公が犠牲になる事で世界を救うという結末は、「世界」にとってはグッドエンドかもしれませんが、主人公観点の映画としてはバッドエンドということです。

観客は主人公に感情移入しますからね。主人公がどれだけ頑張ったとしても、最終的に主人公本人が報われない結末はバッドエンドになってしまいます。

もちろん、そうすることで結末をより効果的に演出することも可能ですが、ひとつのストーリーとしてはなんだか「完結しない感」を拭いきれない気がしませんか?

どうせ「一人の主人公」を設定するんだったら、グッドエンドで終わらせてあげましょうよ。

まとめ:全ては最高の結末のために

ということで、上記の3つのポイントを一言でまとめると、映画で描かれるシーンの全ては最高の結末を演出するためにあるということです。

これが、私が思う良い映画の条件。

ジャケ借りするときは、あらすじや解説の「結末」の部分のコメントを最重要視して選んでみてください。

それなりの映画に出会える確率が少しは上がると思いますよ。

もちろん、クソ映画を掴まされることもありますけどね。(じゃあこの記事意味ねーじゃん笑)

以上うめるびでした。良い映画ライフを!

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