FXとは?サラリーマンの副業として始めた私が説明するとこうなる

   

損切りのタイミングとルール化

 

突然ですが、このブログのコンセプトは「新しい何かを始めるための記録」です。

新しく何かを始める時って、何をどうしたらいいのか疑問だらけじゃないですか?

そこで、私や私の周りの方達が、実際に新しく始めたことや続けていることなどの記録を、このブログを通して拡散することで「誰かが新しく何かを始めること」のきっかけになってくれたら・・・というわけです。

そういった意味では、この記事は当ブログのコンセプトに沿った最初の一歩と捉えられるかもしれません。

っていうか、やっとブログコンセプトらしい記事を書き始めたな・・・って感じです(笑)

ちょっとずれましたが、今回は私が少し前からサラリーマンの副業として始めているFXについて書いてみたいと思います。

FXとは?

ここでは30代サラリーマンの私が副業として始めるまでにいろいろなサイトで調べたことを「初心者に分かりやすく」をモットーに説明していきたいと思います。

まずFXとは、日本語では「外国為替証拠金取引」といい、ある2国間の通貨を売り買いし、その時の為替レートの変動を利用して利益を得る取引のことです。

日本円と米ドルの場合、例えば「1ドル=100円」の時に100円で1ドルを買って、「1ドル=120円」になった時に1ドルを120円で売れば、120円-100円=20円の利益を得ることが出来ます。

逆に、「1ドル=120円」の時に1ドルを買って「1ドル=100円」の時に1ドルを売れば20円の損をすることもあるわけです

為替レートは常に変動していますので「売り買いのタイミング」がFXにおいてもっとも重要なことになります。

これは「外国為替証拠金取引」の「外国為替」の部分の仕組みであり、FXにおいては「証拠金取引」の部分がキモとなります。

 

証拠金取引とは?

証拠金取引とは、ある金額(証拠金という)を担保に、その証拠金の何倍もの金額を運用できる取引のことです。

例えば、手元に現金が1万円しかなかったとしても、その1万円を証拠金としてFX会社に預け入れることによって、FX会社からその証拠金の最大25倍(この場合25万円)の金額を運用することができます。

これって結局「担保金の何倍もの金額を借金して、それを投資目的で使う」ってことと同じだと思うんです。

借金して投資する・・・なんだかとてもリスキーな行動に思えませんか?
(実際には借金のリスクを回避する「ロスカット」という制度があります)

じゃあなんでわざわざそんなことするの?ってことなんですが、それには為替レートの特徴が関係しています。

 

為替レートの変動幅は思っている以上に狭い

そもそも為替レートというのは、基本的にはそれほど激しい変動は起きないんです。

先ほどの例に書いたような1ドル=100円が120円になるような「急激な変動」は、まず起きません

実際に過去6ヶ月の米ドル/日本円の為替レートのチャート画像を見てみると分かるかと思います。

FXチャート

赤枠部分の数値を見てみると、2016/6/6から過去6ヶ月間で、2016/01/29に「1ドル=121.687円」の最高値を記録し、2016/05/03に「1ドル=105.546円」の最安値を記録しています。(高値=その日に変動した最高値、安値=その日に変動した最安値です)

その差は16.141円。

約4ヶ月の間に16.141円しか為替レートは変動していないんです

つまり、2016/01/29の高値(過去6ヶ月間の最高値)で1ドルを買って、2016/05/03の安値(過去6ヶ月間の最安値)で1ドルを売ったとしても16.141円しか損しないということです。比率で言えば約13.3%のマイナスですね。

これを100倍にして100ドルの取引に置き換えたとしても、12,168.7円の投資で1,614.1円の損です。4ヶ月の時間を使って1,614.1円を損するということは、1日当たり約13.45円の消費をすることとなんら変わりません。うまい棒1本ぐらいですね(笑)

もっと大きく、10,000倍にしたとしても、約120万円の投資に対して一日当たり約1,345円のマイナスです。

これが逆に利益になったとしても同じことです。

たとえ過去6ヶ月間の為替変動の最高値と最安値で取引が出来たとしても、資産は+13%~-13%の範囲でしか増減しません

何が言いたいのかというと、外国為替という投資は為替変動の幅が狭すぎて「短期間」で大きな利益を得ることが出来ないということです。

これでは投資としては時間がかかり過ぎてしまい、商品としての価値は低いです。

そこで「証拠金取引」が必要になるんです。

 

証拠金取引は利幅を広げるためのシステム

上の100ドルの例を証拠金取引で行い、最大25倍の金額で運用した場合、1,614.1円×25倍=40,352.5円の損になります。

12,168.7円の投資で40,352.5円の損ですから、比率で言うとおおよそ-331.6%になります。もし、これが利益であれば+331.6%ですから、4ヶ月で資産を3.3倍にすることが出来るわけです。

証拠金取引とは、外国為替の狭い変動幅でも十分な利益を得ることが出来るシステムなんですね。

もちろん、その分大きな損を被るというリスクも併せ持っています。

ネットでFXについて調べていると、多くのサイトで「FXは少額の資産でも取引が開始できます」的なことが書かれているんですが、それを可能にしているシステムがこの「証拠金取引」ですね。

ただ、私が思うにそれは証拠金取引の「副産物」みたいなもので、あくまでも「証拠金取引=利幅を広げるためのシステム」という捉え方をしておくのがベターです。

なぜなら、証拠金取引というのはハイリスク・ハイリターンだからです。

外国為替という「為替変動」だけを利用した取引ならローリスク・ローリターンですが、FXとは、そこに「証拠金取引」を加えることで利幅を広げてハイリスク・ハイリターンな取引へと変化させているわけです。

株式投資でいうところの「信用取引」と同じですね。

なので、あくまで「副産物として少額からでも取引開始出来る」というスタンスで構えていないと、最初から大きな損をする可能性が高くなると思います。

 

まとめ

ということで、FXのざっくりとした内容はこんな感じです。

・FX=外国為替証拠金取引
・外国為替=短期間の変動幅は狭い
・証拠金取引=少額の証拠金を担保に最大25倍の金額を運用できる「利幅を広げるためのシステム」

つまり、FXとは

証拠金取引を利用して、変動幅の狭い外国為替を「短期間でも十分な利幅を見込めるようにした」投資方法

というのが、サラリーマンの副業としてFXを始めた私の結論です。

次回はFXの「売り」と「買い」について書いてみたいと思います。

ではまた!

 - 副業FX